令和5年4月末の歯長峠

雨の歯長峠越え

2023年4月29日。42番札所から43番札所へ雨の歯長峠越え歩き遍路です。
荒れているとのこと+雨のよろしくないコンディション。
仏木寺の職員さんとお話したところ「登りは雨でも大丈夫だと思うけれど下りは舗装してる道がいいかも」とのお返事。しかし、遠回りするとトイレ問題（峠を越えるまでお手洗い無し）が…。道の駅みままで戻ってバス+電車…？
いや、うだうだしてても時間を浪費するだけ。行ってから決めよう。

写真は山道に入るところ。

歯長峠上り

心配していたよりちゃんとした道（細いところもあります）があって、迷うことはなさそう。泥濘などは無く、勾配もたいしたことのない山の道をてくてく行くと、見えてきたA型バリケードとはしご。なるほどここが崩落地点。
写真のようにはしごを使って一段上がって迂回する道を作ってくださっているので慎重に行けば問題ないと思いますが、豪雨のときは避けたほうが良さそう。下は落ちたらいろいろと終わりの崖なので。
ここ以外は特に書くこともない「あまり整備されていない遊歩道」という感じ。

トンネル歯長隧道

峠を越えて舗装路をしばらくいくと結構な長さのトンネルに入ります。GoogleMAPだとだいぶホラーな画像になっていますが、ただのトンネルです。交通量は少ないので歌いながら行きましょう。物凄く響いて楽しい。トンネルを出てすぐのところに東屋があり、その脇の看板から歯長峠下りの始まりです。遠回りだが安全な舗装路を行くか迷いましたが、雨の中の地球トイレは勘弁してもらいたいので山道へ進むことに。

歯長峠下り

途中までは綺麗な道ですが、倒木有り、橋有り、沢渡り有りの細い山道になっていきます。上りより勾配がきつく、落ち葉が積もった道は気を抜くと滑りますのでゆっくり行きます。落ちたら谷川です。崖よりはマシですが気を付けて。雨でなければ気持ちよい森の道だと思います。写真がブレブレですみません。

峠終了

えっちらおっちら歩いて舗装路に出たら峠は終了、開けた道を行きます。この先、道の駅どんぶり館までトイレがありません。持ちそうになかったので下宇和駅で電車に乗ることにしました。
仏木寺を出たのが12時30分ごろ、下宇和駅到着が15時40分ごろでしたので、途中休憩がなければ仏木寺～どんぶり館まで3時間くらいでしょうか。おばちゃんがゆっくり歩いての時間として参考にしていただければ幸いです。
写真は雨だからか道にめちゃめちゃ出てきていた沢蟹。踏まれてたのも居たので気を付けて歩いてあげてくださいね。

余談。
雨になることが解っていたので、上は100均ポンチョ、下はワークマンのイナレムレインパンツ、靴もワークマンのアーバンハイクを装備して挑みました。宇和島城～41番～42番～43番をずっと雨に降られていましたが、イナレムのパンツ最高でした。たしかに蒸れない。動きやすい。アーバンハイクはベロのところから雨が沁みてきて最終的には湿ってしまいましたが、歩くのがイヤになるほどではなく、雨の道でもちゃんとグリップしてくれていました。問題はポンチョ。風があったのでフードが外れてしまい結局傘をさして歩いていました。「雨のとき上なに着たらええねん問題」は次回の課題となりました。