24日目:宇和島の峠と町(津島▶龍光寺)

24日目:宇和島の峠と町(津島▶龍光寺)

松尾峠

宿を出て、今日は宇和島方面へ向かう。
しばらく国道を進むと、トンネルの手前で松尾峠への分岐が現れる。昨日は国道を選んだが、このトンネルを通るのはちょっと危険なんだと宿の人に教えてもらったので今日はこの峠を越えてみることにした。

この松尾峠の遍路道は、昔から土佐と伊予を結ぶ重要な道だったらしい。
実際に歩いてみると、それがよく分かる。道はしっかり残っていて、ところどころに石畳の跡や古道らしい雰囲気がある。かつては茶屋や大師堂もあったというが、今は静かな山道が続くだけだ。

緩やかなアップダウンが続き、ピークをいくつか越えていく。
体力的にはそれなりにきついが、不思議と嫌ではない。車も通らず、人もいない。ただ自分の足音だけが続く道は、やはり落ち着く。

峠を越えて下りに入ると、徐々に町の気配が近づいてきた。
 

宇和島市街と龍光寺

やがて宇和島の市街地に入る。
これまでの静けさとは一変して、人も車も多い。駅前まで来ると、想像以上に大きな町だった。

宇和島といえば闘牛が有名だというのは知っていた。
それに鯛めしも有名だ。ただ、昼のタイミングでは寄らず、そのまま通過することにした。

宇和島中心街ではせっかくの町だったが、コンビニに入ったことくらいですぐに先に進み、次の龍光寺へ向かった。
龍光寺のまわりはもう宇和島市街の面影はなく、田園の中にある静かな寺だった。

そしてこのあたりは宿が少ない。
歩いてそのまま進むのではなく、一度宇和島駅前に戻ってビジネスホテルに宿泊する計画をしていた。電車に乗るのは少し不思議な感覚だったが、こういう移動も今の遍路には必要だと思えた。
 
チェックイン後、軽くシャワーを浴び、夕食は昼に通り過ぎた鯛めしの店へ。食べ方がわからず店の人に聞く。
やはりはじめて食べる地元グルメは印象に残る。こういう時間も、歩き遍路の中では大事な思い出ののひとつだと思った。
 
 

今日の学び

今日は、峠道と町の両方を通った一日だった。
静かな遍路道と、にぎやかな市街地。その落差がはっきりしていた。
山もあれば町もあり、歩きもあれば電車もある。
これまでは町やビジネスホテルのほうが落ち着いていたが、今は田舎道や民宿のほうが落ち着く。
そんな心の変化に少し気づく。
 
 

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