2日目:切幡寺の石段でヘロヘロに(安楽寺▶藤井寺)

2日目:切幡寺の石段でヘロヘロに(安楽寺▶藤井寺)

昨日見た道を再び歩き、切幡寺の長い石段に苦しむ

朝、安楽寺の宿坊で目を覚ます。布団のおかげでぐっすり眠れたけれど、体はまだ重い。足の裏も昨日「絶対マメになった」と思っていた箇所は、少しジンジン・チクチクしているが意外に大丈夫だった。ホッとしたけれど、油断はできない。

十楽寺は昨日すでに参っているので今日はスルーして、直接8番熊谷寺へ向かう。その参道の途中、仁王門が立派で圧倒される。くぐった先に肝心のお寺がなく周りの畑をキョロキョロするが少し歩くと境内が現れた。9番法輪寺は落ち着いた雰囲気で、こぢんまりとしている分、気持ちが整う。なんとなく地元のお寺に似ていたが、そういえばお寺なんて小学生以来行ってないような気がする。

問題は10番切幡寺。最後に待ち構える333段の石段は容赦なく、途中で何度も足が止まる。こんなことなら下から段数を数えておけば気が楽だったかもしれない。荷物を背負ったまま汗だくで登り切ったときは、景色よりも「やっと着いた…」という安堵が勝った。
 
 

沈下橋を渡って藤井寺へ、やっぱり今日も時間が余った

10番切幡寺から11番藤井寺へ向かう途中、川にかかる沈下橋を渡った。欄干のないコンクリートの橋で、想像以上に狭い。川面が近くてちょっと風が吹くだけでもおっかなかった。でも四国らしい風景に出会えた気がして、嬉しかった。

11番藤井寺には思ったより早く到着してしまいそうなので、遍路ルートから逸れ、鴨島の街へ寄り道。スーパーやドラッグストア、コンビニを意味なくぶらついた。地元の人が普段通りに買い物している光景の中を歩いていると、自分だけ特別な時間を過ごしているような不思議な気分になった。特に買い足すものもなかったがなんとなく満足したので、そろそろ藤井寺へ。

それでもまだ時間が余っていたし、先へ進みたい気持ちもあったが、ここから先はいよいよ“遍路ころがし”と呼ばれる12番焼山寺への険しい山道。さすがに昨日みたいに先に進むことはできないし、計画通り今日はここまで。

夜、布団に横になって考えたのは「明日の焼山寺を登り切れるか」ということ。ネットやガイドブックで“強敵”と書かれているのを何度も目にしているせいで、不安が募る。眠気よりも緊張の方が強く、なかなか目を閉じられなかった。
 
 

今日の学び

初日よりは気持ちに余裕を持って歩けた。リュックの背負い方ひとつでもだいぶ違う。普段でもリュックを使うが、肩紐を長めにしてお尻あたりまでだらっと背負っていたけれど、しっかり上まで引き上げると荷物が軽く感じることを知った。胸のストラップもきちんと締めると荷物が安定して、歩くたびの揺れも減る。ちょっとした調整でこれほど変わるのかと驚いた。

そしてもうひとつ、自分は金剛杖を持っていない。あったほうがいいのか、なくても平気なのか、まだよく分からない。ただ1番霊山寺以外のお寺では売ってなかったし、今さら手に入れるのも難しい。杖がないことでどれだけ不利になるのか、これからの道で確かめるしかない。
 
 

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