島遍路(小豆島八十八ヶ所) 4日目 11月14日(日)

島遍路(小豆島八十八ヶ所) 4日目 11月14日(日)

海が見えるダム!

7時00分 かつや旅館出発
     県道26号をしばらく歩き、小部の町中で遍路道に入る。山越えの遍路道を汗をかきながら登りきると
     眼下にダム湖が見えてきた。
8時32分 吉田ダム(写真↓)
     小豆島にダムがあることに感動。しかも、はるかに瀬戸内海が望める。海の見えるダム!
    

ダムの外階段が遍路道!

    ダム湖に沿って進むとダム堤体にたどり着く。そしてここから堤体上から堤体面に取り付けられた
    階段(写真↓)を使って堤体底部まで下りるらしい。逆回りの遍路じゃなくて良かった!
    こんな経験は初めてなので、峠越えの疲れも忘れてしまった。

      ダムからしばらく行くと左手にオートキャンプ場、川を挟んで右手に大きな公園。神社もある。
9時03分 82番「吉田庵」 無人。きれいに掃除されていた。行動食(ソイジョイ)休憩。
      橋を渡って先ほどの神社を参拝。大きな公園の奥に遍路道があるはずだが、分からない。
      例のグーグルマップを拡大して位置を確認し、やっと見つけた。遍路道の小さな看板があった。
      ここからまた峠越えの山道に入る。
10時08分 83番「福田庵」 無人。
10時28分 84番「雲海寺」85番「本地堂」(写真↓) 同じ敷地にある札所。城のような石垣が特徴。
      納経600円(4か所分)。納経所の女性としばし話をする。丁寧に道案内してくれた。
          

日曜でも日替わり定食が…

雲海寺を出たのが11時前だったので、近くの福田港で昼食をとることにした。
地図にある「美奈都食堂」はアナゴ飯のノボリが立っていたが、何となく近くの「木原食堂」(写真↓)に入る。
おばちゃん2人でやってるらしい。メニューを見て「カツ丼」を注文。すると後から来たチョッキの常連さんが
「日替わり何?」と聞くではないか!「カキフライやけど」「じゃカキフライで」。

私の大好物は「カキフライ」。私の常識では「日曜日に日替わりはない」ことになっているのに…
出てきた「カツ丼」は肉が硬かった。卵とじの中にニンジンの千切りも入っていた。

漁師風の若い人たちがやってきて、おでんをセルフで取り、ビールを飲みだした。
早朝からの仕事帰りに、軽く飲んで食事するのだろう。
全員「日帰り定食」をオーダーしていた。

大体、港町の食堂で「カツ丼」はヤボの骨頂だった。深く反省!

読経に集中できない!

痛恨の「木原食堂」を出てしばらく行くと、漁師風のおじさんに声を掛けられた。
    「山に入る遍路道は荒れているので、海岸沿いの国道を歩け」
地図で確認すると、この先「楠霊庵」まで国道を歩くことになっていたので、礼を言って別れた。
     後でこのアドバイスの意味を、身をもって知ることになろうとは…

12時06分 86番「当浜庵」 無人。きれいに掃除されている。
13時00分 87番「海庭庵」 無人。目の前が海で、休憩にはいい場所。
13時40分 88番「楠霊庵」(写真↓) 無人。
       すぐ手前にアナゴ料理の店があり、繁盛しているらしく駐車場はいっぱい。
       アナゴを焼く香ばしい匂いが札所に漂い、読経に集中できない。
       「木原食堂」がトラウマとなって食べ物の匂いに敏感になっている。修業が足らない!

全身、タネまみれ!

「楠霊庵」を出てしばらく行くと山越えの遍路道が見えてくる。
あの漁師さんの言葉が蘇ってきたが、昨日の恵門の滝の時は大したことは無かった記憶があるので、遍路道を選択。

海岸の崖を階段で上がり、山道に入るにつれて草が密度が増してくる。
とうとう背丈ほどの草の中を、手で掻くように歩かなければならなくなる。
先が見通せないほど草が密集しているが、足元の踏み跡は分かるのでそのまま進むと峠に出た。
見ると全身、草のタネまみれになっていた。休憩がてらタネを一つずつ取っていく。

15時00分 12番「岡之坊」 無人。
15時19分 ひろきや旅館 荷物を預ける。
15時24分 13番「栄光寺」 納経700円(5か所分)
15時45分 ひろきや旅館 洗濯無料。乾燥なし。ご主人・奥様ともに気さく。
             風呂広すぎて、少し寒い。食事美味しい。

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コメント

  1. 楠霊庵近くのアナゴ料理店は何か月か前の「出川哲郎の充電させてもらいませんか」で
    紹介されていたのでそれで混んでいるのかもしれません。

  2. そうでしたか!
    次回の島遍路では、是非寄りたいスポット候補です。

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