別格へんろ道の現地調査日記

別格へんろ道の現地調査日記

はじめに

別格20霊場の遍路地図をつくる新プロジェクトが始まりました。

別格は車でまわる人も多いと思いますが、ぜひ歩きにもチャレンジして欲しいんですよね。
そもそも88霊場に比べれば行かれる人も多くはないですがその魅力は同等かそれ以上。実際にその道を歩いて、難所・絶景・気づいたことなどを調べてこようと思っています。ぜひ完成したこの地図で別格霊場もまわって欲しいので頑張って調べてきますね。

この日記では(たぶん)その日の出来事を連載企画的なノリで随時更新していこうと思ってます。
あ、行くのは10月中旬頃を予定してます。
 

 
 

大山寺、童学寺

昨日東京有明からフェリーで徳島港に到着。今日は午後しか調査時間がないのですぐに大山寺まで移動。

大山寺ふもとにバイクを置き、そこから歩き出す。ここは2つの歩き遍路道があって、まず一つ目。車道よりもこのショートカット道の方が断然早いのでもちろん使うべきなんですが、それにしても思っていた以上に荒れてました。とは言え、道として認識できるしそれほど時間もかかりません。
一度車道に出てしばらく歩くと休憩小屋があり、そのすぐ先にへんろ道があります。こちらは逆にきれいに整備されててはじめこそ急坂もありますが、気持ちよく歩けました。ただこの道、復路で出たんですよね、サル。大群で。ちょっと怖かったです。

その後すぐに童学寺へ。88ルートから逸れて童学寺トンネルを進むと左側に細い登り口があります。それを登っていくのですが、もはやジャングル。枝を掻き分けてなんとか上まで進むと下り口の道がわからない!!ここかなと進んでいくと、竹で通路を作ってくれていました。
降りたところが陶芸教室の脇道。ここで合ってるか陶芸教室の方に聞いてみたら合ってると。ここ最近で歩いて降りてきた人は見かけなかったそうです。
トンネルを抜けてこの道を進む以外に、もう少し進んだ先に竹林を通る道があって、尋ねられるとこの道を案内しているそうです。後から遠ってみたのですが確かにこちらの方が楽。こちらも地図に載せておきますね。

ということで今日は予定通り調査完了。
ではでは。

(一度消えてしまったので書き直してます、同じ文章ってなかなか書けないものですね汗)

慈眼寺

今日は昼から雨予報、朝はまだ寒そうでしたが早めに移動しました。”ふれあいの里かつうら”近くにバイクを停め、そこから慈眼寺まで歩き出しました。

至るところに歩きへんろ道の看板があるのでほとんど迷うことはありません。ありがたいことに山道は最近草刈りをしてくれていたようで歩きやすかったです。

見晴らしのいい道、小川や小さな滝、大きな岩など見どころもたくさん。途中に休憩小屋もありました。急な坂道もいくつかありましたが、最後は車道に合流して大体2時間くらいで慈眼寺に到着。程よく汗をかく程度でそれほど難易度は高くないです。

そんなことよりも慈眼寺に到着してから本堂までの道の方がはるかに大変です。もう一度言います、本堂までの道の方が大変です。

納経所で住職さんとも少しお話をして下山。もう一つある歩きルートで帰りました。こちらはあまり通らないんでしょうね、ちょっと荒れてます。部分的には大荒れです。こちらも詳細を地図に載せておきますね。

その帰り道の途中、予報よりも早く雨が降ってきて軒下を借りながら”さかもと”まで戻ってきました。

全体的な感想として、慈眼寺の歩きへんろ道は楽しかったですよ。まだの人はぜひ歩いて欲しいおすすめの道でした!

では今日はこのへんで。
 

大瀧寺

やっと晴れました、イェイ。
今日はおそらく1番の難関、大瀧寺。
ルートがいくつかあって、まずは四国に入る前からこの道を調べて欲しい!って要望が多かったこんぴら道(阿讃縦走路)を登って行きます。

もうね、言葉で表すのは難しいですが、なかなかの難所っぷりです。トラロープが張られている急坂がいくつもあって、正直女体山よりしんどいです。結局ふもとの神社から3時間半ほどかかった気がします。そしてめちゃくちゃ汗かきました。その分達成感はあるのですが、みんながみんな登れる道ではなさそうなのでご注意下さい。

戻り道は夏子遍路道を下ってみました。下りっていうのを抜きにしても、意外にも普通に歩ける道です。もちろん土道なので楽々ではないですが、こんぴら道よりもはるかに歩きやすいです。草ボーボーのイメージでしたが最近整備されたのか、道幅も2メートルくらいあってキレイな道でしたよ。
ただ、ラストの夏子ダムに降りるショートカットの道は封鎖されてました。地元の方に聞いてみたら大きなイノシシが頻繁に出るので柵をしたんだそうです。もちろん歩く人はいなくなったので今は荒れ放題。歩きたくても歩けません。なので大回りで舗装路を迂回することになるのですが、まぁそれはそれで歩きやすいので。
って言葉で書いてもどこのことか分かりにくいですよね。わかりやすいように地図に載せておきます。

そのあと、塩江の2つのルートも調査してきました。こちらはオール舗装路なのでバイクで。前の2つのルートと比較すれば遠回りになりますが、時間に余裕があっておやつをポリポリ食べながら歩くにはちょうどいいかも。

とまぁ、簡単なショートレポートですが、朝早くから日が沈むまでずっと調査してたのでめちゃめちゃ疲れました。今すぐ寝れます。いや、半分寝てます。
明日も頑張るぞい。

ではでは。

香西寺、海岸寺、箸蔵寺

まずは根香寺から香西寺に向かう道を歩いてきました。結構迷う方も多いみたいで「調べてきて下さい」という要望ももらってました。根来寺からすぐに山を下る山道に入ります。ここは四国のみちにもなっていて日頃から整備されているのか終始歩きやすい道でした。どちらかというと舗装路になってからの道の方が迷いやすいんだと思います。途中、四国のみちから外れて、また合流したりと、分岐点が多いので確かにぼーっと歩いていたら見逃してしまうかもしれません。でも大丈夫、細かく調べてきました。

次に海岸寺。ここは弥谷寺からさらに裏山を登って行く道です。途中までは道も分かりやすくコンディションも悪くないのですが、下りになった途端に徐々に荒れてきました。ただ、思っていたよりかは平気でした。と言ってもゴロゴロ石や緩い砂地のせいで足元を気にしながら慎重に進んでいかなければなりません。ただ言うほど草ボーボーじゃなかったです(倒木はいくつかありましたが)。ただ、山道に不慣れな方はこの道は遠慮した方がいいかもしれないです。
舗装路になってからはあまり迷子になる道でもなく、そのうち海岸寺に到着しました。
あ、そうそう。スタート地点の弥谷寺でみんなのへんろのオフ会メンバーの方とばったりお会いしました。20〜30分ほど休憩がてらここまでの旅話。いっぱい元気もらいました。

神野寺。ここも行ってきたのですが、ずっと車道のまま到着できるので調査は割愛。

最後に箸蔵寺。普通はロープウェイを利用する人が多いんだと思いますが、ふもとからお寺まで徒歩で行くこともできます。ただ中腹までは山道で、その先の山門から境内までは長い階段になります。山道といっても、非常に整備されていて、もはや参道(実は参道?)。少し上り勾配がありますが道幅も3メートルくらいあって細かい砂利も平に敷かれて歩きやすい道でしたよ。その先の階段はちょっとキツイです。時間がない人はロープウェイをどうぞ。

ということで今日は3本の山道歩きました。(スタート地点に停めているバイクに戻ってこないといけないので帰り道はWalkではなくRunですが)

また明日も頑張ります。
ではでは。

仙龍寺

今日は楽しみにしていた仙龍寺。
オフ会でもクチコミ投稿でも、このお寺をオススメしてくれた人は多かったんですよね。
三角寺の本堂脇から山道に入っていきます。なかなか険しい坂道がありつつも道は悪くなかったです。ちょうど峠まで1時間。そこからお寺まで一気に下って行きます。結構急勾配の斜面なので小刻みに踏ん張りながら進んでいくと、大きな桜の木と鉄塔。実はその先2つ道があって、すぐに気づいたのですが間違ってしまいました。急斜面を戻るのってめちゃめちゃ凹みます。おそらく他の方も間違って進んじゃった人いるんじゃないかなってくらい引っかかりやすいです笑。もちろん地図にも示しておきます。
その先は車道を横断したり、参道的な趣きあるみち、崩壊危険ロープエリア、そして最後に細かい石階段が長く続き、仙龍寺に到着しました。
トータルで三角寺からは片道2時間半ですね。
仙龍寺は玄関?で靴を脱ぎ屋内でお参りしてするスタイル。なかなか風情があって、確かに皆さんがオススメするのも納得です。
ちょっと長めのへんろ道ですが、達成感は十分。ぜひ歩いてみてください。

ではでは。

出石寺

今日は出石寺、それにしても今日は天気がいい。朝早くこそ大洲特有の霧(肱川あらし)で山の中も真っ白でしたが、それはそれで幻想的。
上りは地蔵ルートで歩いて行きます。この道はへんろみち以外にも林道の分岐がいくつもあってこの案内板なしでは確実に迷子になります。大袈裟ではなくてマジです。それくらい複雑なのですが、ご存知の方も多いかも知れませんが、ここは地元のボーイスカウトの子供たち他、多くの方々がへんろ道の整備や案内板の設置を行っており、普通ならば草木が茂って大変であろう道も安心して歩く事ができました。もはやボーイスカウトが弘法大師と言っても過言ではないくらい私たちの安全を見守ってくれています。感謝、感謝。
このふもとから約2時間半くらいで出石寺に到着しました。どうやら自分の少し前を歩いている方がいたみたいで、通りでクモの巣に引っ掛からなかったみたいです。その方は大変だったようですが。

帰りは登ってきた道とは違う瀬田ルートで。本来は地蔵ルートと同様に上り道で利用する事がほとんどで帰り道に使う人はそういないかも知れません。地蔵ルートよりも舗装路が多い半面、へんろみちは直線ショートカット的に作られているので少し急勾配な坂道でちょっと大変です。とはいえ、それほど荒れている事もなく、足元さえ気をつけていれば大丈夫。ただ、こちらの道も枝分かれする林道分岐がいくつかあるので看板を見逃したら遠回り、最悪は迷子になると思いますが、要所要所には案内板があるのでそんなに心配しなくても大丈夫です。

と、こんな感じで無事にふもとまで戻って来れました。先を歩いていた人はまた地蔵ルートを使ったようですが、ほぼ同じ時間で到着したみたいです。

ではでは。

まとめ

ここまで読んでくれてありがとうございました。
おかげさまで別格の中でも特に難しい山道をすべて調査し終えることができました。
前半こそ雨が降ったり風が強かったりと足元も悪く大変でしたが、後半は天気が良くて歩くには最適でした。

今後はこの調査結果を地図に落とし込んでいく作業になります。また、この現地調査中にも皆さんからのクチコミをいくつか貰っていますのでこちらも載せていきます。こう言うと手前味噌ですが、いい地図ができると思います。この別格地図を持って実際に歩いてくれる人が増えたら嬉しいです。

八十八ヶ所と違い、20ヶ寺しかないですがお寺も道もそれぞれ個性があってめちゃめちゃおもしろい。別格をまわった人が勧めてくるのが何故だかわかります。

本の完成までもうしばらくかかりますが、どうか最後まで見守って下さい。というか一緒につくりましょう!情報お待ちしております。

ではでは。

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コメント

  1. 別格地図の完成を楽しみにしています。少し寒くなってきているのでお体もお気をつけて。

  2. 香西寺と大瀧寺へのルートを詳しく知りたいです。

  3. 調査・制作お疲れさまです。この別格地図が完成したら自分も回ってみようと、もう既に別格に興味が湧いてきています。関係ないですがサムネイルの赤いお遍路さんの絵、とっても味がありますね。もはや矢印オバケみたいです。

  4. いろいろと大変だと思いますが、別格の調査頑張って下さい!
    今日四国入りだったんですね。
    自分も連休を利用して今日四国入りし、63番吉祥寺から歩いてます!

  5. !!!初日の大山寺と童学寺のレポートが消えてる…ショック。書き直すかぁ。

  6. たくさんまわられましたね。ここまで丁寧に調べられた地図の完成が楽しみです。

  7. 11月1日現在、現地調査した内容を地図に落とし込んでいる作業を行っています。完成までまだまだかかりますが今しばらくお待ち下さい。

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