へんろ地図本づくり活動報告(4)

へんろ地図本づくり活動報告(4)

地図らしくなってきた

地図らしく形にするまでは一気に出来上がったのですが、よりルートの精度を高めるため、そして情報内容を濃くするために色々書き込んでます。
とはいえ、実際に現地を調べてみないとわからないことも多いのでそのうち現地入りしたいんですよね。こうやって毎日ずっと地図を見ていると、歴史とかも知らなかったことを多く知ることができてなおさら行ってみたい気持ちになります。

アンケート

会員の皆さんには「思い出の道」「思い出の食」についてアンケートしました。
お寄せいただいた回答も地図に反映してます。たくさんの文字数を入れることはできませんが、短く編集させてもらって追記しています。

正確なルートと標高値

今の状態で実際に持って歩いても使えるくらいにまではなったと思います。ただ、まだまだ手を入れていかないといけない部分もたくさんあってそういうのを作業していました。
たとえばルート。この本の縮尺の基本は1/15000で構成されていて、他の地図よりも細かく表現できています。そのぶんごまかしがきかないというか、細かい路地の道順にはかなり気を使ってます。そして一番苦労しているのが地図に記載されていない山道のルート。できるかぎり正確な線になるよう見直ししています。あとは舗装路なのか未舗装路なのか、その境界も忠実に再現したつもりです。思った以上に間違ってるところが多くて、人の記憶ってかなり曖昧なんだなと実感しています。

そういう意味では標高値を表示するポイントも増やしました。どうしても地図は平面的な表現になるので高低差に関しては分かりづらいものです。たった200mの一本の道でも平坦と急坂ではまったく違う道。でも地図の見た目は同じ。これから向かう道がどんなコンディションなのかを表現するために要所要所に標高値を記載するようにし、さらに勾配マークや人型アイコンを追記することで直感的感じ取れるようにしました。

その他にも

あと、イチからやり直しているものもあって、注釈文字の大きさと線の太さ、そして配色や配置。
いつもは大きな画面で作業しているので気が付かなかったのですが、実際に紙に印刷してみると読みづらくて結構凹みました。その1ページ内に記載する情報量が増えてくると段々と地図自体がそれらに埋め尽くされて見づらくなっていました。
なので注釈を散乱させずに一箇所にまとめて表示するレイアウト調整も同時進行しています。これによって随分見やすくなったと思います。一部の施設アイコンもデザイン変更しました。

もうすぐ完成?

こうやって読んでると「もうすぐ完成?」って思われるかも知れませんが、スミマセンまだまだなんです(汗
確かに地図として必要最低限の内容はできてると思います。たぶん歩けます。ですがこれからはガイド情報をもっと増やしていきます。その道その道に関する注意点や見どころ、その地域の情報、お遍路ゆかりのスポットなど、道中が楽しくなれる内容を書き足していきます。

進捗率として言うならば、うーん・・・65%くらいですかね。製本や発売までをゴールにするなら、もっと低くなると思います。ただ、できるだけ早く完成させて皆さんに届けたいので時間ある限り手を動かしていきます!もう少々お待ち下さい(汗

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コメント

  1. 待ちきれない〜♪

  2. 山の起伏がリアルですね!楽しみです。

  3. 自転車巡礼でも使えますか?

  4. 質問ありがとうございます。自転車巡礼でも基本的に使えるのですが、例えば焼山寺の遍路ころがしなどでは車道ルートに大きく迂回するため、地図が途切れてしまうところもあります。そういったところ以外はおそらく問題なく使えると思います。いえ、大活躍すると思いますっ!!

  5. 楽しみです!頑張って下さい👍

  6. 須崎から安和までは国道を避ける四国のみちがあるのですが、そこには赤点線はないようですね。確かに20分以上は遠回りになりますが、安全で舗装もされていて歩きやすく、かつ景色もよい昔のへんろ道です。遠回りすだけの値打ちは十分あると思っています。

  7. Walkersさん、私もその道歩きました。車も通らないし海も見え、日陰も多くて楽しい道でしたね。

    事務局さん、頑張って下さい!

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