こんにちはタケです。
香川県は「うどん県」とも呼ばれるだけあって、香川のうどんはただの食事ではなくそこには深い文化と楽しみ方があります。
早い・旨い・安い、なんて言葉もよく聞きますが、その反面、独特のルールや用語もあって実はちょっと難易度も高め。
今回は、そんな香川うどんについて、その種類や体験したセルフサービス文化について書いてみようと思います。みなさんの遍路旅がもっと楽しめるようなヒントになれば幸いです!
ひやあつ?あつひや?
香川のうどん店では、麺とだしの組み合わせを自由に選べます。
「ひやあつ」「あつひや」という言葉はぼんやり聞いたこともありましたが、どっちがどっちだったっけ?くらいでちゃんと理解してませんでした。
要するにこういうことです↓
- ひやあつ:冷たい麺に温かいだし。冷たい麺のコシが最高!
- あつひや:温かい麺に冷たいだし。暑い日にもさっぱり食べられます。
- あつあつ:温かい麺に温かいだし。体を芯から温めたい時にぴったり。
- ひやひや:冷たい麺に冷たいだし。夏場の定番ですね。
ちなみに、「ひやかけ」も冷たい麺に冷たいだしをかけていただくスタイルなんですが、ひやひやと違うのは”だしをたっぷり”かけるということ。ひやひやはだし少量でつけ麺のように食べる感覚です。
とはいえ、そんなに発言する出番はないです。基本的には「あつあつ」が標準スタイルかつ定番です。
ただ、どれを選んでも外れがないので自分の気分や季節に合わせて選んでみるのがおすすめです。
ユニークなうどんメニュー
それでは次にうどんの食べ方スタイルについて。
ここでは、私が食べたうどんを紹介します。
◉かけうどん
温かい(冷たい)だしを麺にたっぷりとかけたスタンダード的なうどん。香川ではいりこだしが多い。
◉しょうゆうどん
茹で上がった麺に直接醤油をかけ、薬味でアレンジして麺本来の味を楽しめるシンプルな一品。
◉かまたま
釜揚げうどんに生卵を絡め、濃厚な味わいが楽しめるだし醤油をかけていただく人気のスタイル。
◉ぶっかけ
冷たい麺に濃いめのだしを少量かけてさっぱりとした味わいを楽しむシンプルなスタイル。
◉釜揚げうどん
茹でたての熱々の麺をそのまま提供し、もちもち感とだしの絶妙なバランスを味わう香川の王道メニュー。
◉ざるうどん
冷たい麺をざるに盛り、つけだしにつけて麺のコシをしっかり楽しめる定番のスタイル。
◉たらいうどん
大きなたらいに麺をたっぷり盛り、家族や友人とシェアして楽しめるイベント感のある一品。
◉カレーうどん
カレーは正義!5回に1回は食べたくなります。スタイルっていうか「味」そのものですが。
地元の方々はこれらをさらっと頼んでいましたが、私はメニュー表をじっくり見て、「これってどういうのだろう?」と考えながら選ぶのも楽しい時間でした。他にも、「しっぽくうどん」や「うどんすき」なんてのもありますが、結局のところ普通のかけうどんが好きなんですけどね。
香川独特のセルフサービス文化
香川のうどん店では、多くのお店がセルフサービス方式を採用しています。この文化、初めて体験すると少し戸惑いますが、慣れると楽しくてハマります。初めてのときはドキドキで、前の人のマネをしてました。
◉自分で麺を茹でる
一部のお店では、生麺を自分で茹でるスタイルがありました。茹で加減を調整できるのがポイント。お店にタイマーや説明書きがあるので、初心者でも安心です。店員さんが「はいっ」って合図してくれたりもします。
◉だしや薬味を選ぶ
だしは大鍋やポットから自分で注ぎ、薬味コーナーではネギ、天かす、生姜などをトッピング。私はすだちが置いてある店で感動し、たっぷり絞ってみました。
◉天ぷらやおにぎりを取る
天ぷらやおにぎりはトレーに乗せてレジへ。いりこ天やちくわ天といった香川ならではのトッピングが豊富で、選ぶのが楽しい!
◉会計もセルフレジ風
最近では、取ったものをレジで自己申告するスタイルが主流。中には完全なセルフ精算システムを導入しているお店もあり、便利でスムーズでした。
◉食後は自分で片付け
食器返却もセルフが基本。「旅の途中だからこそ、自分のことは自分で」という遍路精神とも通じるものがあるなと感じました。
香川のうどん文化を味わうべし!(まとめ)
香川うどんの魅力は、食事の枠を超えた「文化体験」として楽しめるところにあります。はじめはハードルが高くて入店する勇気が出ない人いるかも知れません。でもせっかくならぜひ時間を作ってうどんを味わってみてください。セルフサービスやローカルスタイルを体験することで、遍路旅の思い出がさらに深まること間違いなしです!
ではでは。
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