少し前のことですが、別格五番大善寺のすぐ脇にある「二つ石」を見に行ってきました。
立て看板にはこのように書かれていました。
二つ石大師(大善寺)
昔の西町大師堂付近は、海中に突き出た岬であった。先端には大きな二つの岩があり、その間を廻って通行していたので海に転落する者や水死するものが多く難所であった。ある時、弘法大師が巡礼のおりに水難防止と航海安全を祈願して仏像を刻み、お堂を創建したのか二つ石大師の起源と伝えられている。その後「二つ石の大師さん」と誰言うことなく言われ、今日に至る。山腹には、四国別格20霊場 5番札所の大善寺がある。
二ツ石は元々、須崎市の海岸にあったが、宝永地震の津波などにより地上から姿を消したと言われてきました。
大善寺の住職さんはずっとこのことを調べていて、寺の向かいの住民から「自分の家の近くに埋まっているかもしれない」と聞き、この土地を買い上げて発掘作業を行い、1.5m下から出てきたのがこの岩です。
発見されたのが2022年のことですからつい最近のことです。
昔はここはすぐ海だった。そしてあの空海がこの岩に立っていたと思うと、時間を超えた力強いパワーを感じたような気がしました。
別格霊場ですが、88ヶ所霊場だけ回る方でもほんの少し寄り道するくらいの距離です。
須崎の道の駅からもすぐ近くですので、ぜひ時間ある方、興味ある方は立ち寄ってみてください。
コメント
ほんとに最近の事なんですね。必ず見に行こうと思います。
@naru
そうなんですよ、ぜひ。