私にとってのお遍路

私にとってのお遍路

少し考えてみたのですが「心の洗濯」ですね。無心になって歩くなんて真逆で、むしろいつもよりいろんなことを考えて歩いてました。

もともと出不精だった私。
ひょんなことからお遍路している外国人の話をテレビで見て興味を持ちました。その人も歩き遍路さんだったのですが、行くと決めたら私も絶対徒歩でと思いました。そしてもう一つ、一人旅で。

日常から離れるせいか、本当の自分が出るような気がします。見栄など必要ないし、なんなら日焼け止めだけのノーメイクです。はじめの3日間くらいはわからないことだらけで、色んな人に助けられました。お寺の人、宿の人、お遍路さん。
知らないことを聞くのは恥ではないし、知らないままだと不安になることばかり。必死といえばオーバーですが、居ても立っても居られないとはこのことです。なので素の自分が出るんだと思います。

四国はどことなく幼少期の頃を思い出す町並みや風景があって好きです。そして地元の方との会話も温かくて大好きです。小さい頃に戻った感じがします。大人になるにつれだんだんズルくなっちゃうのは自覚してます。

歩いている最中は自問自答も多くて、あの時は間違ってた、ああすれば良かった、次からはこうしよう、なんてことをよく考えてました。特に日常の人付き合いですね。もともとそういうことを目的に遍路をはじめたわけではないですが、それに気づくことが出来たのはお遍路のおかげです。そして前よりかは人に優しくなれたような気もします。

旅って色々ありますが、やっぱりお遍路旅が一番印象に残ってます。

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コメント

  1. 素敵なお話ですね、共感します。自分を見つめ直せるお遍路はまさに心の洗濯ですね。

  2. 体のコンディションが良くないと「痛い〜!」「しんどい〜!」ばっかり頭の中で繰り返されますよね。余裕が楽しむ秘訣です。

  3. 普段、考えたく無い事、考える余裕の無い事を煮詰めたくて私は巡りました
    お遍路は日常から離れられる非日常の世界

  4. 心の洗濯、いい言葉ですね。

  5. 何にでもありがとうの気持ちが増えますよね

  6. 素敵です。

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