小雨の朝
5時に起床。
雨はパラパラ程度におさまってました。
ただ昨晩はたくさん雨が降ったようで屋根付きの遍路小屋でテントを張ったんですが、それでもかなり吹き込んで来ていてけっこう濡れてました。
筋肉痛も思っていたほどひどくなく快調な朝を迎えることができました。
とりあえず濡れたテントを干し、身支度を始めます。
なんだかんだで出発は6時半でした。
テントは半乾きでちょっと重たくなってしまったけど、この先完全に乾く気配もなかったので畳んでザックに詰め込みました。
カッパはいらない位でしたがちょっと肌寒いので雨スタイルで出発。朝のモヤがかかって幻想的な朝の出発です。
意外と足も好調で昨日の筋肉痛はなかったんですが9番法輪寺に向けて快調に歩けています。
9番法林寺へ
結構早めに到着しました。
6時50分頃だと思います。
少しベンチで時間を潰して、そのあとゆっくりとお参り。
7時になってちょうど納経の方の準備ができた様子だったのでお願いしました。
少し雨は強くなってきたみたいです。
菅笠やカッパで雨対策は万全ですが、どうしても手だけは濡れてしまいます。
そんな時はこうですよね。
10番切幡寺へ
完全に普通の雨です。
もう雨には慣れました。
むしろ雨が普通で、晴れたらラッキーと思うくらいがちょうどいいかもしれないけど、その域には達せられないな、まだ。
で、10番切幡寺に到着。
例の333段の階段をこの荷物を背負って登るのは大変なので、山門のところに置いて行ったよね。ちょっと心配だったけど。
えっさほっさでようやく境内まで到着。
納経所は誰もおらず、インターホンを鳴らしてください、と言う張り紙があったのでポチ。
10秒、30秒、1分、5分。全然現れる気配無し。
もう一度鳴らそうかためらう。
その隙に、テーブルにあるドライヤーで濡れた靴でも乾かして待ってやろうかなんて事もよぎったけど、その気持ちをグッとこらえて待つこと1分。
おばあさんが出てきました。
ちゃんと聞こえてたのね。良かった、良かった。
雨に濡れた階段が滑りそうで怖かったけど、無事降りきりました。
山門まで戻り、ザックがあってホッとする。雨はまだまだ降っていますよ。
11番藤井寺へ
とりあえずお腹が空いた。
この先鴨島の町あたりまでコンビニも無さそうだし、仕方なく歩き続ける(しかない)。
前回の遍路では2回とも、沈下橋?浸水橋?を渡るルートだったので、今回は長い長い吉野川のナントカ大橋を渡る事にした。
意外と気持ち良い道でしたよ。
お腹がかなりすいていたので、丸亀製麺にイン。自分以外誰もおらず、4人席テーブルで悠々と食べていると、突然大勢のお客さんが次から次へと入店。どう言う事?と思っていたら、どうやらちょうど開店時間の11時になったようで、それを見越して入ってきたようだ。
4人席で申し訳ない気持ちになったので、急いで食べて藤井寺へ向かう。
藤井寺手前のメダカ屋さんのおじさんに声をかけられ、少し雑談して藤井寺着。
さっきうどんを食べたのが11時だったと言うことは、12時前後だよな。
どうする、行くか焼山寺!とも考えたけど、流石に無理があるので、その途中にある柳水庵まで行ってみよう。
雨はさっきよりも強くて大変だけど、なんとかなるさ精神でいざ突撃!です。
柳水庵へ
ここまで強い雨で遍路転がしを登るのは初めてです。
霧も強く掛かってて、少し先は白くて見えません。
足元も川みたいになってて、ケンケンパのパのように水溜りを交互にまたいで歩く感じでちょっと大変でした。
で、到着
藤井寺を出て、途中の長戸庵まで1時間半。柳水庵までは、、、えっと覚えてません。3時くらいには到着してたような気がします。
というのも、柳水庵はちょっとした遍路小屋(というより建物)なので、野宿にはうってつけの場所。先におじさん遍路が2人が先に到着してて、そこからずっと話込んでたら、今書いてる19時になったということです。照明はないので真っ暗です。
おじさん2人は他人で、ひとりは茨城から、もうひとりは神戸からでした。二人とも定年を迎え、過去に1回車で遍路をまわったことがあるらしく、今回野宿遍路に初めて挑戦するそうです。
71歳でそのチャレンジ、応援します!
ということで、もう2人とも疲れて就寝してしまったので、あまり横でバタバタするのも申し訳ないので、自分もこの辺にしておきます。
ではまた明日。
明日は晴れるって!
コメント
お疲れさまでございました。メダカの里のオジサンはブログとか(とある遍路の…)私もお会いしたことが有ります。ちょっと独特ですが、楽しかったです。私は冬に干柿を貰いました。お気を付けて!
雨の中お疲れ様でした。
私の一日目の宿泊先は六番安楽寺の通夜堂(鐘つき堂)でした。
二日目は鴨島温泉の善根宿。
今夜は冷えるかもしれませんね、体に気をつけて頑張って下さい。
お疲れ様です。
30日は良い天気になります。
ところで、吉野川に架かる橋は潜水橋、四万十川に架かる橋は沈下橋。
阿波で沈下橋と言う人は土佐人、土佐で潜水橋と言う人は阿波人…と分かるそうです。
皆さんのコメントのおかげで楽しく書かせて頂いてます。ありがとうございます。
2日間まるまる雨でしたがなんとか歩いてます。
まめジャックさん、
今すぐ干し柿食べたくなりました。笑
はまちゃんさん、
安楽寺の鐘つき堂、私も興味あるんですよね。時間的にいつも過ぎ去ってしまうんですが。
ぼちぼちさん、
沈下橋の話、なるほどなるほど、おもしろいですね。これからもよろしくお願いします!