雨の日の装備

カッパ派、ポンチョ派、傘派、皆さんはどれ派ですか？

先日のオフ会でも少し話題に上がりましたが、やはり正解はその人次第。

どれも一長一短があるので、自分のスタイルや目的に合ったものを選べばいいと思います。

まずは、カッパ派。
カッパは全身を過不足なく覆ってくれるので、濡れずに済むのが最大のメリットです。
特に風が強い日でも安心して着用でき、両手が自由になるのも大きなポイント。
ですが、どうしても内部が蒸れてしまいがちです。長時間歩いていると、汗で内側がベタベタになることも。
ここはひとつ、快適さを保つために少し高めの通気性の良いカッパを選ぶといいでしょう。
そしてリュックはもれなく濡れます。ザックカバーをつけてもショルダーまで防げません。

次に、ポンチョ派。
ポンチョはゆったりとしたデザインで通気性が良く、カッパよりも軽快に動けると感じる人も多いようです。
リュックごと覆えるタイプもあるので、荷物が濡れる心配がなくなります。
ただ、ポンチョは風の強い日にバタバタと煽られてしまうことがあり、歩きにくくなるというデメリットも。
リュックを背負ったままポンチョを着るのも意外と難しいようで、その様子を横で見てたら踊ってるようでした。

そして傘派。
頭と体の上半身が濡れなければそれで良いというシンプルな考えがあるのかもしれません。
傘は簡単に取り出してさっと使えるのが魅力ですが、片手が塞がってしまうので長時間の歩行には少し不便な面も。
風の強い日には、さすがに持ち続けるのは難しいでしょう。
それでも、使い勝手の良さや携帯の簡便さから傘派を支持する方も少なくありません。
そして足元は濡れます。

秘技！ゴミ袋派。
カッパもポンチョも荷物になるし、それに値段もそこそこするし…
そんなとき、意外と便利なのがゴミ袋。
まず、大きめのゴミ袋を一枚用意し、頭と腕を通す部分に穴を開けたら完成です。
一時的な雨をしのぐには十分ですし、使い捨てできる点も便利です。
このゴミ袋のもう一つの利点は、軽くて嵩張らないこと。使わないときは小さく折り畳んでリュックに入れておけるので、荷物の邪魔にもなりません。
雨具を買うまでもないちょっとした雨の日や、荷物を極力減らしたいときには、ゴミ袋も選択肢の一つとしておすすめです。
ただし、せめて無地のものにしておきましょう。

ラスト、雨の日は歩かない派。
「雨の日は装備よりも、そもそも歩かない！」と決めている方もいます。
お遍路の道中では、特に山道やぬかるみがある場所での歩行は危険が伴います。
滑りやすい地面や視界の悪さが原因で転倒のリスクが高まることもあり、無理をせずその日を「休息日」として休むのも賢い選択です。
お遍路の旅は「歩くこと」だけが目的ではなく、その道中で得られる多くの経験や、体と心を整える時間も大切な要素。
だからこそ、雨の日をあえて休みに充てて、焦らず自分のペースで歩みを進めるという選択も素敵なもの（時間があればね）。

また、雨の日の靴選びも重要なポイントです。
私の場合、雨が3日ほど続くことがわかったときには地元のホームセンターで安い長靴を購入したことがあります。
これが意外にも、というより、むしろ驚くほど快適でした！
もちろん後で荷物になるのが難点ですが、足元が1日中濡れている不快感を思えば、長靴はずっと幸せでした。
雨の日に長靴で歩くと小学生の頃に戻ったような懐かしい気分になるのも不思議な体験でしたね。

ではでは。

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