29番国分寺へ
5時に起床。
昨日はかなり雨が降ったけど今朝はいい天気。いちおう雨風は凌げる場所にテントを張ったからなんて事ないけど、やっぱり雨の野宿ば大変だ。
今日はこれから国分寺へ向かう。
この国分寺近辺の道は大好きだ。自然豊かというか、なんか心が癒される。
あぜ道をゆく
川の土手沿いを歩き、そこから田んぼのあぜ道を歩くと国分寺に着く。
今日晴れて本当によかった。
こういう道が他にももっとあればいいのに。
風もなく川の表面も鏡のようで綺麗だ。
高知市
今回はGWを利用した区切り打ち。
一応雨で遅れる可能性もあるから余裕をもっていたが、目標としていた高知市に数日早めに入った。
この看板を過ぎるとすぐに30番善楽寺に着く。
天気もいいせいか足取りも軽く、お参りを済ますと休憩することなく次の31番竹林寺へと向かった。
巨大迷路に振り回される
竹林寺は山の高台にあり、少し急な遍路道を登る。久々の急勾配で少し息が荒くなる。
上まで上がると隣接する植物園の遊歩道と合流する。
変わった花や植物を優雅に見物している人たちの中に、ゼェゼェ息を切らしたお遍路さんの姿に皆が注目する。ちょっと恥ずかしい。
この植物園はいろんなルートがあるらしく、その中にもちゃんと遍路矢印ステッカーもあるんだけど、どうやらこれもいろんなルートがあるっぽい。
これまで2回、そんなに迷うことなく外に出られたのに、今回は下に降りたり、また登ったり、右に行ったり左に行ったりあっちこっちに矢印に振り回される。
真面目に泣きそうになる。
そうこうしてると、ようやく植物園の入り口ゲートにたどり着いた。
係員の人が「お疲れ様でーす」とまるで迷ったのを知ってたかのようなへんな笑顔で声をかけてくれた。
たしかにこれまで入り口ゲートから出た経験はない。どうやらここを出るひとはワナにハマった獲物なのかも知れない。
竹林寺は大きい
竹林寺のランドマーク的な石階段。
絵になるよね。立派立派。
本堂、大師堂のほかにも祀られている神様?が沢山あって、お遍路さん以外にも観光客は多い。さっきの植物園のから流れてくる人たちもきっといるよね。
32番禅師峰寺
竹林寺は登りも大変だが下りも大変だ。階段状になってない石畳みはすこしコケが生えていて危なっかしい。
もう勢いで行っちゃえ精神で一気に駆け降りた。
そこから川沿いを歩き、山と山の間を抜けると、これまた山の上にある次のお寺、禅師峰寺。
遍路道で登るか、車道で登るか少し悩んだけど、今回はは遍路道を選んだ。この道は階段ではなく、スロープ状になってるのでそれほどしんどくはない。怖いのはマムシだけ。
そして本堂に到着。
ここもまたいい景色が眺められる。
野宿地へ
このまま頑張れば次の雪蹊寺まで行けない時間でもないけど、どうせなら渡船で行きたい。あいにく時間的にタイミングがよくなさそうなのと、あの辺の野宿場所をよく知らないので、今日は種崎千松公園でテントを貼る事にした。
ここは無料のキャンプ場で、お遍路さんだけでなく、一般の人や住み着いた?人たちに人気の場所。ゴミ箱も設置されてますよー。
最近のキャンプブームも相まって、少し間隔を開けながらも、家族やペアで音楽をかけながら楽しく食事を作っていたり、自分が持っているテントよりも遥かに大きい4人〜6人用テントとかもあった。
でもまぁ公認されてるキャンプ場ってやっぱり気が楽だ。
野宿する時にあったら嬉しい設備のひとつ、ベンチ。まったり座ったり、片付ける時にちょっと物が置けて重宝する。
一応そんな場所を確保できたので、今こうやってお湯を沸かしながら書いてます。
明日はどこまで行けるかな。
ではでは。
コメント
国分寺への道いいですよね。私も好きです。
お疲れ様です。私も植物園で迷子になりました。このときに泊まったのは禅師峰寺の通夜堂、と言ってもガレージのような所でしたね。もう少し歩けばこんなにいいところがあったのですね。次回のためにメモしておきます。
近くにコンビニもあって快適な野宿ができましたよ。