今どのあたり?を知る【標高アプリ】

今どのあたり?を知る【標高アプリ】

頂上まだ?

山を登っていて「頂上まだ?」って思うこと多いですよね。
汗かきまくりで登っているので体感的に「もうそろそろだろう」と予想していても実際はまだ半分くらいでガックリすることも。
 
平地と違って森の中にいると位置感覚がかなりズレるんですよね、目標物が少ないから。運動量に比例せず意外と進んでいないのも原因の一つ。一度心が折れてしまうと、力が抜けて余計足が動かなくなっちゃったり。あぁやだやだ。
 
 

使ってるのはこのアプリ。

 
そんなときに使いたいのが標高値アプリ。
いまやどのスマートフォンにもGPS機能がついていて、リアルタイムで自分の標高値を知ることができます。標高値を測定するアプリはいろんなところからたくさん出ています。自分の場合、余計な機能は必要ないので使っているのは「標高チェック」。
 
もうね、標高値を測るだけの機能しかないです、シンプル!バッテリー消耗も最小限に抑えられるだろうしね。YAMAPとかヤマレコとか有名な多機能アプリもあったり、ガーミンとかPROTREKの登山系腕時計もいいんですが、ともあれ”足るを知る”。これ大事です。

あ、ひとつごめんなさい!自分iPhoneユーザーなのでAndroidはちょっとわかりません。でも同じようなアプリはきっとあると思います。
 
 
画面上に標高値が大きく表示されるのと、マップの切り替えがAppleMapと国土地理院Mapの2つが切り替えられます。地味に国土地理院の地図が見やすくて気に入ってます。
 
 

たとえば最御崎寺(▲165m)

例えば神峯寺(▲425m)

 
で、そんな理由もあって私が手掛けた「みんなでつくった遍路地図」には要所要所に標高値をたくさん調べて入れました(堂々と広告っ!)。高い位置にあるお寺や難所はもちろん、”聞いてないよー”的な無名な坂ほど意外と疲れたりしますからね。
 
 
「え、だったら現在地と目的地がわかる普通のGoogleMapとかで良くない?」って思いました?
いえいえ、ここで言いたいのは、”あとどれくらい登るの?”です。
平面だけでは全然距離が短く見えても、縦方向には意外と距離がかさみます。
 
 
※歩き遍路の教訓:地図に騙されるな!です。

これはちょっと極端すぎるけど、例えば最御崎寺ではリアルにはこんな感じ。
 

 
まぁ上の直線距離はともかく、実際山の中に入ると、横の距離より縦の距離のほうが大事で、つまりあとどれだけ登るか?のほうが現実味があります。

 
ササッと地図見て、ササッとアプリチェック。
標高値を知れれば体力配分・ペース配分もうまく調整できます。是非活用してみてください。

ではでは〜。
 

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コメント

  1. アプリもそうですが、遍路地図の標高を多く入れていただいているのは非常に助かります。実際に歩いた人の活きたアイデアだと思います。

  2. 論理的(合理的?)に分析するタケさんの話が面白いです。

  3. 足るを知る、いい言葉です。

  4. 地図クリエイターの「地図に騙されるな」はなかなか深みがありますね笑

  5. @くまごろう
    自分が地図に欲しいなと思ったものの一つが標高でした。地図は平面でしか表せないので実際歩いているとモヤッとするんですよね。

  6. @あの時の亀
    ありがとうございます。ゴールがわかりにくいのって余計なことを考えすぎて歩くことが楽しめなくなっちゃうんで。

  7. @考え中
    遍路を始めた時いらないものいーーーっぱい持ってました。遍路で学んだ言葉です。

  8. @naru
    国道も山道も一本の線だけど全然違う道。それをどのように伝えるのか、これからも研究していきます!

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