島遍路(小豆島八十八ヶ所) 3日目 11月13日(土)

島遍路(小豆島八十八ヶ所) 3日目 11月13日(土)

昨日のバス停から歩き出す

昨日のバス停まで戻って、遍路再開。
今日は300m前後の山を2つ登って礼拝。海岸から登るので正味の標高を登ることになり、結構しんどかった。

7時50分 宿を出発 朝早いバスがない為、朝は余裕があった。朝食後、ご飯を自分でおにぎりにした。
     手際の良さに、宿の人が感心してくれた。おだてられると図に乗るタイプなので自重、自重。
     サービスで、荷物を次の宿まで運んでくれるとのこと。空身で行ける、ありがたい!
8時40分 見目バス停より歩行再開。

9時10分 78番「雲胡庵」(写真↓) 無人。小学生が喜びそうな名前だが、集落の外れに建つ簡素で清潔な札所。
10時06分 79番「薬師庵」 無人。行動食のソイジョイが美味い。     

納経所でうどんのお接待を頂く

しばらく海岸沿いの県道を歩き、大部の港町に入る。
10時45分 80番「観音寺」(写真↓) 大きなお寺。靴を脱いで本堂の中で読経させていただく。
        立派な納経所に行ったら、うどんを接待してくれた。うどん接待が有名らしい。
        納経500円(3か所分) 奥の院の「山之観音」への道を丁寧に教えてくれる。

獣除けの柵の開け方が分からない!

教えられた通り遍路道を登ったが、分からなくなったので例のグーグルマップを見る。やはり行き過ぎていた。
山道の遍路道が、車道に交差するところで網状ワイヤの獣除け柵が行く手を遮る。
見ると鉄筋棒に太い針金のクリップでワイヤの網を固定しているが、外し方は分からない。
止む無く空身だったのでワイヤの網に体を載せて、柵を乗り越えた。
勾配のきつい車道から山道に入り、沢沿いに急な遍路道が続いていてしんどい。

11時40分 80番奥之院「山之観音」(写真↓) 境内は紅葉がきれいで、まるで京都の寺院の雰囲気。無人。
       建物の中に入ったら矢印がありその通りに進むと真っ暗になって、手探りで進むと
       ほんのり明かりが… 仏像の前に灯明台、香炉、賽銭箱があったのでここで読経。
       さらに進むと明るくなって寺の人がいた。立派な仏壇や護摩焚きスペースがあった。
       さっき誰もいないと思って大声で読経したのを聞かれているかと思うと恥ずかしかった。
       ここで改めて読経させていただいた。大きなおりんを鳴らしてくれた。

帰りに先ほどの獣除け柵まで来て、はたと気が付いた。鉄筋棒をまっすぐ上に抜けば、柵が外れる事を!

12時30分 80番「観音寺」 納経所に挨拶して次に向かう。

老舗の醬油屋さんで一服

大部の町で、老舗の醬油屋さんが土曜日限定でカフェギャラリーをやっているとの事。寄ってみることにした。
12時40分 ギャラリー蔵(写真↓) 創業1844年ヤマトイチ醤油の古い蔵を改装したもの。
      当主の奥様がおられたので、コーヒーを注文(350円)。お菓子を添えていただく。
      蔵の構造や展示販売されている工芸品を見せていただきながら、話が弾む。
      中でも、ご主人の3食を毎日絵に描き残して血糖値管理されているそうで、
      その絵の見事さはまさに玄人はだしのレベル。写真を撮るのを忘れるほどの見事さだった。
  

また海から山へ登りかえす

13時40分 かつや旅館 雨具など不要な荷物を預ける。
       宿の主人は遍路道は荒れているので車道を行けとアドバイスしてくれた。
       試しに遍路道を歩き出したが、言うほど荒れてはおらず普通に登れた。
14時30分 81番「恵門の滝」(写真↓) 岩壁を穿って建つ札所。希望者に護摩を焚いて厄除けをしてくれる。
       そのせいか、7,8人の参拝者に出会った。有名らしい。
15時20分 かつや旅館到着 洗濯無料。乾燥100円。部屋にあるトイレは和式水洗トイレ。
       風呂は広くて、瀬戸内海が見下ろせる。

★3日目 札所4ヶ所 奥之院1ヶ所
       歩行距離 18.0㎞
       歩行歩数 27,774歩
       登高階数 204階

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