マメと豆とまめ
1月2日、4日と日帰り歩き遍路を再開しました。
昨年夏に始めた歩き遍路も、熱中症と格闘しながらで、大変な目にあった。9月初旬で一旦休んでいたものを再開です。
今回は歩き遍路で、未だ繋がっていないところを歩いてみました。
1月2日は8番,9番札所、4日は13番から17番を。
2日始発バスで阿南から6番札所近くのバス停へ、そこから6番、7番を素通りして、8番、9番を打ち、そのまま10番まで。
途中、遍路小屋土成のノートに自分の想いを書き熊谷寺へ。
前日に起きた能登半島地震が気になりながら参拝。
小豆洗い大師
9番から10番の間にある、小豆洗い大師。SNSでも度々見かけ、気になっていた場所。
「ここで小豆を洗ったのかあ・・・」
と思いながら、切幡寺へ。相変わらず333段がキツイ。
ここで今日は打ち終わり。さて帰ろうと交通手段を検察したが、鴨島まで行かないと交通機関がない・・・
「仕方ない、歩くか」
最寄りのバス停まで7キロ。
歩き遍路していると距離の感覚がおかしくなるのか?7キロが近くに感じる。
おかしなもので、短く感じるがすでに足にはマメができ、痛みに変わってきている。マメの痛みは歩き続けていると不思議と痛みの感じ方が鈍くなってくる。
立ち止まると、歩き始めから数分は痛みがキツイ。立ち止まらないように歩く。
痛みは足裏、腰、膝といろんなところががキツくなっている。そんな状態でも止めようとは思わない。次はどこから歩こうかと考えている自分の感情が不思議に思えた。
歩き遍路をしていると、食事を摂ることを忘れていることが多い。食事を摂る時間が「もったいない」、「飲食店まで行くのが面倒」などで食べないことが多いが、さすがに食べないのはキツイ。
そこで登山家が豆類を常備していると記事を読み、ピーナッツを携行してきた。
歩き遍路している方の携行食としてカロリーメイトなどを持参しているSNSを読むが、調べてみるとカロリーメイトブロック(4本入り)は80g400kcal、ピーナッツ100g580kcalとグラムの差はあるが、ピーナッツがカロリーは多め。
ピーナッツをつまみながら歩き、足裏マメの痛みを感じる。豆とマメ。
その足のマメが夕方、家に着く数百メートル手前で「ブチっ」マメが潰れる感覚があったと同時に、激痛があああああ
家でまで近かったのが幸い。
4日は13番から
1月4日、この日は始発の汽車、バスを乗り継いで13番大日寺へ。
11番までの歩き遍路は済んでいたので、12番へ挑戦したいところだが、さすがにマメの痛みと体力的に日帰りでは無理だろうと考え、次回以降にして今回は13番から。
さすがに早朝でもあり、1月4日でもあるため参拝者はいなかった。このあと17番まで行くが、仕事初めの所が多い日、ほぼ参拝者は見かけなかった。
14番常楽寺に着くと、「人生即遍路」という石碑に気付く。車遍路だと本堂裏側に止めるため、この碑に気付くことが少ないと思う。
「人生即遍路」山頭火が残した。とても意味深い。この言葉を知る前から、これに似た事を感じていたから、移住してまで歩き遍路したいと考えていたのだろう。
17番まで打ち、18番に向かい歩き、徳島市内を通り抜ける。歩き遍路では街中の方が迷うことが多い。路地が多過ぎて「こっち?」、「間違えた」などと独り言をつぶやきながら歩く。
二軒屋駅まで来て、たぶん恩山寺に着く頃には納経出来ないと判断し、ここから先の交通手段を判断して、今日はここまで。二軒屋駅からJRで帰宅した。二日間の歩き遍路、足はキツかったが楽しい時間を過ごした。
明日1月5日は車遍路で高知西部と愛媛南部へ行ってきます。
コメント
23年12月28日に三木武夫邸跡のへんろ小屋にお世話になりました。
とても素敵なへんろ小屋で助かりました。
足のマメは自分で潰したことはありますが、歩き途中に潰れた事は経験ありません。激痛なんですね。カロリーメイトとピーナツについても大変参考になりました。歩いて頑張っている方の話は読んでるこちらも応援したくなります。続きが楽しみです。
@まめジャック さん
コメントありがとうございます。
ここの遍路小屋は、トイレもあり助かります。
SNSでも、よく見かけますね。ここで野宿される方も多いみたいですね。
@あの時の亀 さん
コメントありがとうございます。
マメが歩きながら潰れたのは初めてです。
あの痛みを例えて言うならば、足裏に縫い針を奥深く刺さった感じというのでしょうか? 少しの間、動けなかったです。
携行食ですが、カロリーメイトの方が栄養バランス良いのですが,水分がないと飲み込み辛いこともあるので、いろいろと調べていたらピーナッツなどの豆類がいいみたいです。登山家はピーナッツよりもアーモンドやクルミがさらに栄養価も高く良いみたいです。