#8 宿坊

大山寺参拝を終えて当日の宿である安楽寺へと向かいました。
四国遍路中に一度は宿坊泊を経験したいと考えていたので、2日目に叶ったのは有難い事でした。

安楽寺へ向かう道中、初めて白衣を着たバイク遍路の方を見かけました。袖や裾をはためかせ、背中に"南無大師遍照金剛"の文字を背負って走る姿を、何か良いなと眺めていました。

思いつきで大山寺への参拝へ向かってしまった為、安楽寺到着は16時を回っていました。
本堂、大師堂と参拝を済ませて納経所へ向かうと5、6人の方が列を成しており、締め切り間際の為かピリピリしている方もいらして何と無くせわしない納経でした。

1日目同宿の方から、
「安楽寺は山門の中にも泊まれますよ。」と、お聞きしていていたので山門内を覗いてみると、上階への階段があり宿泊用のスペースが有る様でした。

境内の拝観を済ませて宿坊へ。
「温泉山」の名の通り、大浴場で有り難く湯を頂きました。
夕食後には「お勤め」が有りこちらも初体験。
経本を見ながら皆で読経するのかと思いきや、一風変わった趣向。
御堂内の一角から別室へ通されると、そこには小さな流れが作られており、各々願意を書き入れた札を括り付けた楠の枝を流すというものでした。
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翌朝。
早起きのニワトリの声に目を覚まし、ストレッチを行い身支度を整え朝食を頂いて出発しました。
この3日目は藤井寺まで参拝し、鴨島付近のビジネスホテルまでの行程でした。