#38 松尾峠

#38 松尾峠

翌日の天候は曇り。この回の区切り打ちでは2日目から空に泣かれず、心地良い微風と気候に助けられていました。
当日は割と余裕のある行程だったので珍しく朝食をゆっくりと頂き、8時少し前に「米屋旅館」の女将さんの御見送りを受け宿を出て先ずは松尾峠へ。

途中、何名かのお遍路さんに遭遇し御挨拶。
御夫婦と思しき方や外国からのお遍路さんの姿も。明け方からの天候は雲はあるものの薄くかかる程度で、薄っすらと陽の光を感じられるような空でした。

峠は数日前の雨の名残りか若干ぬかるんでいる場所もありましたが、全体としては乾いていてそれ程苦無く越える事が出来ました。
上からの眺望も良く、登り切った場所にあるベンチに腰掛けて暫く景色を堪能しました。

下って札掛から僧都川沿いへ出て暫く歩き観自在寺へ到着。
ここで件のお遍路さんと幾度目かの再会となり、ベンチに腰掛けて暫しの雑談。この先こちらの方は海沿いを進み宇和島方面へ。私は篠山詣りの為に一本松の方へ戻ります。
「もう会う事はないかも知れないけど」
と、お別れの言葉を残して先に発たれました。

観自在寺から打ち戻り当日の宿「あけぼの荘」へ。国道56号線を進み、もうそろそろかと思っていると肌に雨粒を感じて空を見上げました。
翌日は曇りのち雨の予報でしたが、早くも本降りを匂わせる様な雲が上空を漂っていました。

到着後、受付を済ませて部屋で荷を下ろし、入浴洗濯食事と手早く済ませていつもよりも早目に床に着きました。
翌日は篠山山頂にある篠山神社へ参拝し、反対側へ下って宇和島市の津島町岩松までの行程。

1000m超の登山経験などこれまでに無く増してや雨天が予想された為、朝から強く降るようであれば断念しようかと、その場合の先への進み方などをあれこれと考えながら気付けば眠りに落ちていました。

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コメント

  1. 篠山神社に向かわれたのですね。あまり行かれた方の話を聞かないので楽しみにしております。

  2. @考え中
    コメント有難う御座います。

    正直かなり不安でしたが無事登頂し下山することが出来たこと、そしてその後の景色も含め足を運んで良かったと思いました。

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