遍路に持っていく「薬」どうしてる?【ファーストエイドキット17選】

遍路に持っていく「薬」どうしてる?【ファーストエイドキット17選】

遍路にケガやトラブルリスクはつきもの。
いざという時のための薬、皆さん持参していますか?

今回は自分が実際に持っていってる薬の話。
前回の”みんなのへんろオフ会”でもお披露目させてもらったのですが、改めてこちらでも。
 
 

山中の遍路道はもちん、長く歩く舗装路でもケガやトラブルのリスクは切り離せません。町中であればすぐに薬局や病院もありますが、町里離れた場所ではそれも困難。なのでそんな時の応急処置は自分で行なえるよう、備えておくことが大切ですよね。

ほとんどの人は多かれ少なかれ、万が一に備えていくつかの薬をリュックに入れていると思います。

本当に必要かどうかわからないからそのチョイスも難しい。できることならひとつも使わずに家まで帰れることが最高なのですが、何が起こるかかわからない。だからこそ、いろんな場面を想像してたくさんの薬を用意してしまうことにもなるのですが、一つ一つは小さくてもまとめてみたら結構な嵩と重量、そのせいでリュックもパンパンになってしまいがち。

自分も遍路を始めたときから比べると、ずいぶん種類も量も少なくなりました。
実際使った薬もそう多くなかったです。もともと心配性な自分の性格からしても「もうちょっと減らせるかも」という思いから、今はこんな感じに収まってます。
 
 

全部で17種類

意外と多いように思いますが、並べてみるとこんなもの。

1) ポケットティッシュ
2) 爪切り
3) ピンセット
4) ハサミ
5) 靴擦れ防止クリーム
6) 安全ピン
7) アルコール消毒液
8) 絆創膏
9) 綿棒
10) 目薬
11) リップクリーム
12) 化膿止めクリーム
13) 虫刺されクリーム
14) 下痢止め
15) 痛み止め
16) テーピング
17) 耳かき

んー、まぁこれくらいあれば事足りるかなって思ってます。
 
 

 

爪切り、ピンセット、はさみ、安全ピン

金物四天王です。
ピンセットや安全ピンはトゲが刺さったり、もし足にマメができた時とかに。
 
ハサミはテーピングを必要サイズに切ったり、服からピローンと出た糸を切るとか。あとは身だしなみ(お鼻毛カット)とかにも使うので先は丸まってます。
 
長旅をしてると意外と爪が伸びてきます。その影響で足の指に刺さり血豆ができたり、手の指も不衛生になるので必ず持っていきます。ちなみにこれはビクトリノックスっていうサバイバル十徳ナイフでも有名なメーカのもの。ちっちゃいけどめちゃめちゃよく切れます。
 
 
 

虫刺されクリーム、リップクリーム、化膿止めクリーム、靴擦れ防止クリーム

こちらはクリーム四天王。

すこぶる蚊が嫌いです。なのに人より多く刺されます、なんで?
液体タイプにしないのは理由があって、クリームのほうが効果が長続きするから。液体タイプは即効性があっていいのですがすぐにまた痒くなってきます。なのでこちら。

夏に限らず紫外線を浴びてると唇が荒れます。なのでUVカットのリップクリーム。唇のヒリヒリ、地味にダメージでかいです。

化膿止めクリームは擦り傷をした時の傷口の膜のため。過去に傷口に菌が入ったみたいでいつまでたっても治らない事があったのでメンバーに入れました。

靴擦れ防止クリームはいろいろ試しましたが今はこれ。朝出発するちょっと前に塗っておけば長時間皮膚を保護してくれるっぽくて、ぶっちゃけ無くても平気なんですが一応お守り代わりに使ってます。匂いもあまりしないので。
 
 
  
 

液体くん

消毒用アルコールと目薬。

消毒アルコールはいわずもがな、その用途で。プチっと割れば必要分が出てくる手ピカジェルがお気に入りです。

目薬は結構大事で、一日中外を歩いてると何かしら目に入ります。砂やらホコリやら焚き火の灰、そして虫も。知らず識らずのうちに洗ってない手で目をこすってしまい腫れてしまうこともあるので抗菌タイプの目薬です。
 
 
 
 

痛み止めと下痢止め

飲み薬はこの2つ。

痛み止めは、自分の中でロキソニン最強説があって、他の痛み止め薬よりも数倍効いてくれてます。旅の途中はなおさら早く収まって欲しいのでこれ一択。

そして下痢止め。意外とね、普段と場所が変われば食あたりってするもんで、その時用。なるべくコンビニの水を飲むようにしてますが、宿の水道水って意外と落とし穴だったりします。別に悪いものが入ってるって意味じゃなくて、なんだろ、ちょっと水の質がいつもと違うからなのかも知れませんね。あと、休憩所でポロッと地面に落としたウインナーは絶対食べてはいけません(知ってる)。

で、これらの飲み薬。箱ごと持っていく必要ないです。もしもの時用なのでとりあえずこれだけあれば十分。まだ欲しければ町のドラッグストアや処方箋薬局で買い足します。
 
 
 
 

耳かき、綿棒、テーピング、ティッシュ、絆創膏

最後はこちら。

まずは耳かきと綿棒。これもついついそのままの指で耳をほじちゃったりしてバイ菌が入ってしまうことがあるので。旅中に外耳炎とか耳垂れとか絶対嫌ですからね。綿棒は他にも色々使えます。

テーピングは幸い出番が少ないのでなくてもいいのですが念の為少量(50cmくらいかな)を。もし足にマメができたとして、薄い絆創膏だけだと痛むしすぐに剥がれたりします。そんな時に上からテーピングで厚くしてあげるのもいいと思います。自分は、食べたコンビニ弁当の容器の嵩を小さくするために留めたりする時にも使ったり。荷物を小さくしてリュックに入れたいですので。もはや救急ではないですが、粘着テープはいろいろ役に立ちます。

ティッシュも用途はいろいろ。絆創膏も普通ですね。
 
 
 
 

まとめ

と、まぁこんな感じでした。
これで袋も合わせて110g。薬は無理して軽量化させる必要はないですがそれでも軽いに越したことはない。

そうそう、最後にひとつ。
一応これらは衛生モノなので自分は一つ一つを小分けにして小さい透明袋に入れてます。汚い手で触ったら効くものも効かなくなっちゃいますからね。透明なのはすぐに見つけやすいため。

ではでは。

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コメント

  1. とても参考になりました。ありがとうございます。

  2. 虫刺されのクリームと液体ってそういう使い分けがあるんですね。嵩張らないし長続きもするなら次から使ってみようと思います。

  3. UVカットのリップクリームなんてあったんだー!
    早速買います。

  4. 耳かきに1票です。

  5. @うめ吉
    いえいえ、最低限ですがいつもこれで問題ないです。

    @くまごろう
    そうなんですよ。自分も最近まで知らなくってそれまでは液体タイプでした。

  6. @ひろ(歩き)
    これいいですよ。ぜひぜひ。

    @minossy
    わかってくれる人がいて嬉しいです!

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