
遍路と移住
平成29年、単なる時間潰しで遍路を始めた。
作法も何も知らず、納経帳さえ持たずに石手寺へ。
本堂なのか?大師堂なのか?も知らず、お賽銭入れて、手を合わせただけ。
納経所へ行くも、窓口で「御朱印帳、ありませんか?」と。
今思えば、なんとも恥ずかしい。
あれから5年が経ち、作法も読経も覚え、年に一度の区切り遍路が楽しみなったと同時にお四国病も年々重症化していく。
そんな日々を過ごしていた時、ふと二十二番札所平等寺のオンライン配信を見た。
配信はライブで朝夕の勤行、日曜の薬師護摩、その他本尊の護摩が定期的に行われている。
その他にも勤行の後に住職が質疑応答していただける。
不定期の夜の茶話会もなかなか面白い。
自分がイメージしていた僧侶とは違っていて、自分たちと同じ目線で話をしてくれる。考え方や表現もまた至って自分らと変わりないように感じる。
しかし、やはり僧侶であると思えるような質疑応答に、自分とは違う日常と修行を積んだ考えが見える。
今、住職は10月1日から22日まで焼八千枚供を一日三座行っている。
断食をしながら、午前2時くらいから夕方まで、相当な体力を使っている。
そんな姿を見て、住職の体調が大丈夫なのか?と心配になる。
そんな状況でも毎日、三座を行う住職に尊敬の念を抱き、祈願してもらえることに感謝しかない。感謝などと二文字で表せないくらいの思いが込み上げる。
そんな思いがあり、平等寺のある地に移住しようと考えている。いやもう計画を実行し、あと少しで移住が叶えそうだ。
四国の地でお遍路さんへの接待や支援、遍路文化の保存と継承、遍路道の整備などもしてみたい。
そして自分も遍路を続けたい。
アラフィフオヤジのささやかな夢である。
コメント
憧れから現実のものにされる素晴らしい行動力を見習いたいです。
@うめ吉
コメントありがとうございます。
夢を現実に‥自分の中では、タイミングだったように思います。今はこれからの不安が大きく、押しつぶされそうになっています😅
素敵な話です。また続報も聞かせて下さい。
@考え中
コメントありがとうございます。
変化がありましたら投稿します。
特に平等寺ファンって多いですよね。住職さん他、情報発信が上手なんだと思います。
@くまごろう
コメントありがとうございます。
そうですね。
四国霊場の中でメールで祈願をお願い出来る札所を探していたら、最初に平等寺が出てきました。それから配信を見るようになり、今に至っています。
未だに結願していない自分ですが、徳島の地で遍路宿を始めることが出来たならと夢見ています。
すばらしいです。今後に期待させていただきます。by地元民
@るあバツ
コメントありがとうございます。
夢を語るのは自由なので(笑)
でも、遍路文化に関わりたい、お遍路さんに何か自分ができることがあればという気持ちは確かです。
誰かの受け売りですが、遍路は札所でなく道にあると言った人がいました。
遍路は札所と札所の間の道のりで出会う方,お接待してくださる方によって守られていると感じています。