令和4年5月1日
当日は確か曇り時々雨の予報でしたが、結局一日持ち堪えて途中からは陽も出ていました。
この日は十楽寺から始まり熊谷寺、法輪寺、切幡寺、そして藤井寺と五ヶ寺の御寺様を巡りながらの道でした。
参拝の方法にもよると思いますが、私の場合
本堂、大師堂と参拝して納経を済ませ、境内を拝観して写真を撮ると大体40分程掛かります。
一日の行程の中で立ち寄る札所が沢山あると嬉しいものですが、歩く時間プラス参拝の時間を考えておかないと無茶な行程になってしまう事に気付きました。
気温は連日20〜23℃程。夜はまだ少し冷えましたが日中の日差しは強く感じられ、かなり日焼けをしました。一応白衣の下に長袖は着ていましたが、露出している手先は手袋をしているかの様な日焼け痕。首筋もヒリヒリと焼け、文字通り四国の陽射しを肌で感じていました。
・
巡礼を始めたのが2022年の4月末。コロナ以前の四国遍路の様子を知らないのですが、現在よりも多くの方が巡っていたのでしょうか。
或いは、時代の流れの中で一種の"流行"の様なものがあり、巡礼者の増減を繰り返しながら今日まで受け継がれて来たのか。
「開経偈」の中に"百千萬劫難遭遇"と有りますが、お釈迦様の教え然り、一度切りの人生という旅路の中で四国遍路に出会えたのは有難い事だと思っています。
・
切幡寺へ向け住宅地の中を進み小豆洗大師の御堂の前で合掌していると、近くの民家の庭先で幼子を遊ばせていた御婦人から「行ってらっしゃい。」とお声掛け頂きました。
"行ってらっしゃい"
何か良い響きでした。
憶測ですがこの方もお遍路を回られ、この先の道を知るが故のお言葉なのか、と。
そんな事を考えながら「行って来ます。」と、お返しして歩き出しました。
コメント
行ってらっしゃい、、、なんとも例えがたい素敵な言葉です。
@あの時の亀
そうですね。
この一言の中に色々な事を想います。