
奈半利を出発して一路、神峯寺へ。
初日から天候が崩れる事無く、この日も良く晴れていました。
湿度の高い日も有ればカラリとして肌を焼くような日も有り、一言に「夏」と言っても日々それぞれの気候を感じていました。
左手には相変わらずの太平洋が旅の供として付き添い、頭上には白白とした太陽。
暫し休憩をと場所を探しますが日を遮るものが見当たらず、海沿いに建つバス停の様な小屋が作る小さな日陰に逃げ込みました。
その後暫く海沿いを歩くと行手に神峯山と思しき山が見え、あの上かと気を入れ直して山道へと入っていきました。
遍路ころがしを抜けて御寺様まで後少しのところで、車のお遍路さんからの有難いお接待。
冷たいアイスと塩飴に五百円玉。そして夏の歩き遍路へ向けてのアドバイスなどが記された手紙が1通。
有難い事でした。
神峯寺での参拝納経を済ませて「神峯の水」を補給させて頂き、御影堂の傍から神峯神社への参道へ。
頭上を木々が覆う石段を上がって行きましたが、気付けばアブのものと思われる出血点がポツポツ。顔にもバッグにも小蝿がわんさかと集り、手や杖で振り払いつつ神社の石段下へ。
下から見上げた社殿は静けさの中に何か力強さのようなものを感じました。
神峯山を下っていくと左手に東屋が見えたので足を止めて暫しの休憩。
すぐ側には化石の採集場があり、誰でも採れる旨記されていました。
丁度反対側から上がって来られた方に御挨拶すると、正に採集に来られたとの事。
化石に関しては全くの無知なので、色々と御教示頂きました。
御別れ際には「荷物にならなければどうぞ」と、化石を下さいました。
その後再び海と合流し、当日の宿地である安芸へと歩を進めました。
コメント
私もその東屋で休憩しました。あの化石採取場って本当に取れるんですね!
コメント有難う御座います。
そうなんです。後から家族連れの方も来られてワイワイと採集されていました。